はじめに
ちきりんさんの『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』を読みました。
2020 年を振り返ると、胸を張って頑張ったと言える 1 年だったのですが、一方で公私共に頑張りすぎて少し疲れたなと感じました。
完全に自分の生産性の低さが原因なのですが、どうしたら良いかを考えるヒントを得るためにちきりんさんの本を 2 冊読んだので、ここでは上記の本を読んで特に刺さった 3 つの考え方について書いていければと思います。
なおこれからの内容は本の内容の要約ではなく、あくまで私の考えになります。
目標は低く持とう
「高い目標を掲げる」ということ自体は悪いことではないですが、私たちは往々として実現がそもそも困難な目標を掲げてしまいがちです。
高すぎる目標は、過度なプレッシャーになってしまったりモチベーションを逆に落としてしまうリスクがあったりして、「パフォーマンスを最大化する」という元々の目標を立てる目的から考えると本末転倒な結果になってしまうことがあります。
パフォーマンスを最大化するために目標を立てるのであれば、頑張れば十分達成できるレベル、高くても成功するか失敗するか五分五分くらいのレベルであるべきです。つまりどれだけ高くても 50% は達成の見込みがあるくらいの目標であるべきということです。
真面目な人ほど目標を高く持ってしまいがちなので、意識的に低く目標を持つように意識しましょう。「これなら頑張れば十分達成できそうだ」と思う目標をしっかり達成していくという方が精神衛生上も健康で、着実に成果が出せるようになります。
仕事・家庭・趣味の 3 つの両立は不可能
「完璧主義は良くない」と頭では分かっていながらも、真面目な人ほどついつい目の前のことを全て全力で頑張ってしまいがちです。
自分のやることを絞るための考え方として、本の中で良いなと思った考え方が「仕事・家庭・趣味の 3 つの両立は不可能」というものです。
「仕事・家庭・趣味」なんて大体の人間は「両立するにはどうしたら良いか」と考えてしまうものだと思うのですが、この 3 つでさえ両立することは不可能だそうです。
このことから「両立するにはどうしたら良いか」と考える思考自体がほとんどの場合において筋の悪い考え方なのではないかと思います。
それよりも「それは絶対に譲れないか。どれを手放すか。」ということについて真剣に考えるべきだと思いました。
私も「両立すること」ばかり考えてしまいがちなので、今年はやらないことをしっかり決めて本当に注力すべきことに注力しようと思います。
学びたいことで金を払わない。金を稼ぐようにする。
大学ではコンピュータ・サイエンスを一切学ばずに経済学部を卒業をしてエンジニアになったため、「大学でコンピュータ・サイエンスを学んでおけば良かったな」と思っていました。
しかし、この考えは生産性の観点ではあまりいけてない考えのように思い直しました。
何か知識を身に付けるのは、インプットしたときではなくアウトプットしたときである、というのはよく言われることです。
アウトプットして初めて知識が身に付くのであれば、インプット機会よりアウトプット機会が重要で、インプットもどんなアウトプットを出すかということを意識して行うべきです。
それであればエンジニアとして働きながら勉強するというのは、効率良く学べてかつ大学に行かなければ一生学ばなかったかもしれない経済学に大学で触れられたのはかなり幸運なのではないかと思いました。
私たちは何かを学ぼうとすると「大学に通う」のような学ぶために金を払う選択肢を選びがちです。しかし、学びたいことこそアウトプットを意識して金を稼ぎながら学ぶというのが良い選択なのだと思い直しました。
終わりに
本を読んで考えたことを書いてみました。久しぶりのブログ更新です。
今年は去年より年間トータルで 1 本だけ多く書くという低い目標を立てて頑張ろうと思います。