今週のお題「読書感想文」
はじめに
小学生の頃、読書感想文を書くことが大嫌いでした。何を書けば良いか分からないからです。
まずは読んだ本がどんな本だったのかを述べるためにあらすじを書き始めて、しかし小学生の頃の自分には要約する力もなく、あらすじだけで渡された原稿用紙が終わってしまって感想は最後の 1 段落に申し訳ない程度に書いてあるという具合でした。
それで本当に書くのが嫌だったので、小学校 2 年生 ~ 6 年生の 5 年間は全て題材は「名犬ラッシー」で毎年マイナーチェンジしたものを提出するというクソガキでした。
しかし今では大体週に 2 本くらい読んだ本の感想をこのブログに載せています。
読書感想文が書けない人は多い
ここまでひどい人はそれほどいないかもしれませんが、それでも読書感想文を書くのが苦手だったという人は多いのではないかと思います。
以前は学習塾の先生の仕事をしていたのですが、「先生、うちの子、読書感想文が全然書けなくて...」という相談をもらうことはむちゃくちゃ多かったですし、教える側の先生の中にも「俺も実は読書感想文は何を書いたら良いか分からない」という人がちらほらいました。
読書感想文が書けないのは書き方を知らないだけ
ではなぜ読書感想文を書けない人が多いのか、元々書けなかった私がなぜ書けるようになったのか、それは読書感想文の型を知っているか知らないかの違いだと思います。
私も型を知るまでは全く書けませんでしたが、型を知ってからはスラスラ書けるようになりました。
その型を以下に記載します。
読書感想文フレームワーク
- この本を読む前の自分の考え・状態
- この本を読んでどう考え方が変わったか・以前と今ではどう状態が違うか
- この本を読んで実際にやってみようと思ったこと
以上の 3 つをまとめてあげると良いと思います。
私が書いている感想文、例えば以下の記事も上記のフレームワークで整理したものを文章に落とし込んでいます。
フレームワークを使ってメモに書きなぐる
本を読んだらまずはノートを用意して上記のフレームワークに沿って、ノートの見開きの左側に頭に浮かんだことを書き殴ります。
そしてノートの右側には、左側に書いた内容に関連することでさらに頭に浮かんだことや本の中の印象に残った一節などをメモしておきます。
右側に書くことは少し曖昧ですが、左側にびっしり書いてあるのに右側にスペースが空いていると何故か人間余白を残さずに何か書きたくなるものなので、そこには書きたいことを自由に書くというスタンスでも左側のフレームワーク部分さえ埋めていれば右側も十分埋まるほど書けると思います。
上記の記事を書く前段階の私のメモはこんな感じです。
殴り書きすぎて人様にお見せするのはお恥ずかしいレベルです。。
ただこんなレベルで全く問題なくて、これであとは文章に落とし込もうとすればスラスラ書けると思います。
終わりに
読書感想文の書き方について書きました。今年はコロナの影響で夏休みが短いそうなので、あと 2 週間くらい早くこの記事を書いていたら迷える小学生の 1 人や 2 人救えたかもしれないなぁと思いました。