はじめに
『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』を読みました。
今はチームで既存のサービスの改善タスクをこなしていて、完全にスクラムとまでは呼べませんが、ちょいスクラムのような感じで仕事を進めています。
その中でこの本を読んで学びになった部分があったのでメモしておこうと思います。
チームの妨害要因を排除する
チームが効率的にタスクを進めることを阻む要因をこの本では「妨害」と呼んでいます。
例えば参加する必要のない会議が入っていて開発メンバーの稼働を取られてしまっていたり、作業スペースの環境が整っていないために作業スピードが上がらなかったりなど、妨害は多岐に渡ります。
この妨害からチームを守るのはスクラムマスターの仕事です。今のチームは私がスクラムマスターのような立ち回りを取ることが多いです。
しかしこのような妨害からチームを守るということが今はできていないなと反省しました。
プロジェクトとは別の差し込みタスクに稼働を取られてしまっていることがかなりあるので、この辺はタスクの依頼窓口を統一してなるべく各開発メンバーの稼働を取られないように工夫しなければならないなと感じました。
開発メンバーからコミットメントを引き出す
今までは一つ一つのユーザーストーリーを私の方でかなり詳細化して実装方針をある程度示して「○日までにこのタスクをお願いします」というように割り振っていました。
ただこれだと「なぜこの日までに終わらせる必要があるのか」という納得感を感じてもらうことができずに、タスクに責任を持ってもらうことが難しいなと振り返りました。
さらに変に言われた期日までに終わらせようと突貫工事のようなコードを書いて無理矢理終わらせようとしてしまうかもしれません。
この本でも一つ一つのユーザーストーリーが完了するのにどれくらい掛かるのかは開発メンバー自身に確認して、「この日までに終わらせる」と宣言してもらいコミットメントを引き出しつつも無理なスケジュールにならないような方法を取っていました。
私もこの方法を採用してみようと思いました。
終わりに
スクラムについて漫画を用いて説明されていてとても分かりやすかったので、スクラムについて勉強したい方にはおすすめです。