はじめに
『速さは全てを解決する』という本を読みました。
以前読んだ『ゼロ秒思考』の続編に当たる本です。
以前読んだ『ゼロ秒思考』が言っていることにとても納得できたのと、具体的にどうすれば良いのかの部分まで分かりやすく書かれていてとても良い本だと思ったので続編となるこちらの本も読んでみることにしました。
結果こちらも読んで良かったと思ったので感想をまとめてみます。
速さは全てを解決するとは?
個人的に社会に出て 2 年半働いてみて、成果を出す人の特徴は「未来のことに対してよく考え、事前に準備をちゃんとしている」というところに集約されるなと考えています。
よく「準備が全て」と言われますが、まさしくその通りだと思います。
ただ準備の大切さは頭では分かっていてもなかなか目の前のタスクに忙殺されてそれどころではないと言う人が多いのではないかと思います。私もその一人です。
準備の大切さは頭では分かっていつつも実践があまりできていないという人にとって、この本に書かれているスピードアップ術はとても有用だと思いました。
仕事のスピードアップ術
この本には色々と書かれているのですが、個人的に実践しようと思った 2 つをここでは書こうと思います。
フレームワークの作成練習
ここでのフレームワークとは、よくコンサルの人が使う 2 × 2 や 3 × 3 のマトリクスのことを指します。
自分の中のモヤモヤや、複数人での議論内容を整理する際にとても有用です。
フレームワークで上手く物事を整理できるようになるにはやはり訓練しかないので、この本で推奨されている通り、「好きな食べ物」や「読みたい本」など適当なテーマでフレームワークを作る練習を毎日やろうと思います。
仮説思考の前提となる専門情報の収集
仕事を進める上で隅から隅まで全てのデータを計測し分析するというのはいくら時間があっても足りないため、事前に仮説を立ててをそれを立証するデータを計測しにいくというスタンスが重要になるかと思います。
仮説を立てるためには、一定の業界情報や専門情報を事前にインプットしておく必要があります。
これらを仕事の中で必要に迫られてからやるのではなく日々の習慣とし、朝晩 30 分ずつネットで調べたり、Google アラートで配信された記事を読んだりして日々情報収集を行うようにしようと思います。
特に私の場合エンジニアのため、システムを設計する上でドメイン知識を入れておくということは必須なので、そういった意味でも情報収集の時間を取ることは習慣にしようと思いました。
終わりに
上記に書いたもの以外にも色々なスピードアップ術が載っていたり、そもそも仕事のスピードアップを図ることでどういった良いことがあるのかということについて詳細に書かれているのでおすすめです。