はじめに
『ゼロ秒思考』という本を読みました。
何年か前に読んだことがあって、この本に書いてある「A4 メモ書き」という思考力トレーニングも 1 年程継続していたのですが、最近はサボっておりトレーニングしていた頃より思考力が鈍っている気がしたので再度この本を手に取ってみました。
人間はみな本来頭が良い
この本の主張は「人間はみな本来頭が良い」ということです。「自分は頭が悪い」と思っている方は多いかもしれませんが、実際はそんなことはなく正しく頭を使えていないだけで正しいトレーニングを積めば正しく物事を考えられるようになります。
そのトレーニングが「A4 メモ書き」と呼ばれるものです。
詳細は割愛しますが、A4 の用紙に自分が決めたテーマについて頭に浮かんだことを高速で書いていくというものです。
言語化能力を磨いていく
上述の通り、「人間はみな本来頭が良い」です。しかし頭に浮かんだことが言語化できないためにふっと消えてしまい、結果「自分は物事を考えることができない」と思い込んでしまいます。
この頭にふっと浮かんだことを逃さずに言語化するトレーニングを積むことで思考力は抜群に上がります。
頭が良い人とは
この本を読む前まで、私は頭の良い人とは「ロジカルシンキング」や「仮説思考」などの思考術に長けている人のことを言うのだと思っていましたが、それは頭の使い方の一部分でしかなく、最も大切なのは「頭に浮かんだことを言語化できるかどうか」なのだということに気付きました。
実際私もこのトレーニングを 1 年間継続してかなり言語化能力が磨かれました。
最近はサボってしまっていますが、また始めようと思います。
終わりに
「自分は頭が良くない」と思っている方にはとてもおすすめの本です。
勇気が出るし、単に励まされるだけでなく思考力を鍛えるトレーニングがとても具体的に記載されているので是非読んでみてください。