はじめに
今回はネットワークについてまとめようと思います。
ネットワークを構成するものは通信機器と通信プロトコルです。
この記事では、通信機器を中心に説明できればと思います。
通信プロトコルについては、以前に記事を書いたのでこちらをご覧ください。
そもそもネットワークとは
ネットワークとは、何かと何かが何かによって繋がっていて何かをやり取りすることです。
コンピューターの文脈で話すと、「コンピューターが通信媒体によって繋がっていてデータをやり取りする」こととなります。
ネットワークが存在することで、データのやり取りができ、リソースを複数のコンピューターで共有することができます。
データのやり取り
コンピューター同士がデータをやり取りするためには、通信機器と通信プロトコルが必要です。
通信機器は具体的に言えば、コンピューターを繋ぐ通信媒体とその通信媒体のインターフェースです。
それらを用いてデータ通信を行う際のルール、つまり通信プロトコルに従ってデータを通信します。
パケット交換
パケット交換は「パケット」を分割して送り出す方式です。
データを「パケット」に分割して、それぞれのパケットに宛先を付けて送信します。
宛先の付いたパケットは「パケット交換機」に送信され「パケット交換機」がその宛先を見て適する「パケット交換機」に送信します。
パケットとパケットの隙間に他のパケットを入れることができるため回線 1 本で複数のコンピューターと同時に通信できます。
このコンピューターネットワークはパケット交換方式を採用しています。
しかし、パケット交換方式は送り出した順番に相手に届くとは限らないというデメリットがあります。
ネットワークの分類
構造面からの分類
パケット交換ネットワークはコンピューター・通信媒体・インターフェース・ルーターからなります。
先程のパケット交換機の役割をルーターが担っています。
ネットワークにはマルチアクセスネットワークとポイントツーポイントの 2 種類があります。
- マルチアクセスネットワーク:1 台のコンピューターがセグメント内のどのコンピューターにも自由にデータを送信できるネットワーク
- セグメント:パケット交換機なしでケーブルの分岐のみで繋がっている範囲
- ポイントツーポイント:1 台のコンピューターが 1 台のコンピューターにしかデータを送信できないネットワーク
この 2 種類を組み合わせてネットワーク全体が構成されます。
規模・範囲からの分類
ネットワークを規模・範囲から分類すると、LAN と WAN に分けられます。
LAN は、狭い範囲で自分の責任で作るネットワークです。
WANは、広い範囲で電気通信事業者からケーブルを借りて作られるネットワークです。
世界規模で最大の WAN がインターネットとなります。