Harvard Business Review に面白い記事があったので、まとめてみることにしました。
原論文はこちらです。
話すとき、特に大勢の人の前で話すときには、緊張して中々言葉が出てこず「えー、、」や「あのー、、」という具合に、上手く話すのは難しいと思います。
このような「えー」や「あのー」などの、意味的には不要な言葉を「フィラーワード(filler word)」と言います。
このフィラーワード、自分の次に話すことを整理したり、間を置きたい時に使えたりして必ずしも悪いものではないですが、「えー」や「あのー」を連発されるよりスラスラ話される方が聞きやすいと思います。
現に原論文にもある通り、フィラーワードを多用されてしまうと、聞き手は話に集中することができなくなるそうです。
しかし、話す側にとって緊張した場面でスラスラ話すことは難しいことです。
フィラーワードを使う最適なペースは1分間に1回だそうですが、平均的に人は1分間に5回フィラーワードを使うのだそう。
では、どうすれば良いのか。
答えは、沈黙すること。
「えー」と間を繋ぎながら思考を整理するのではなく、沈黙して整理するのです。
沈黙することは、先述したフィラーワードの良い面を享受できる上に、聞き手の集中を邪魔することもありません。
この論文を読んで、言われてみれば、名スピーチと言われるスピーチではフィラーワードはほとんどなく、かといってずっとベラベラ話しているわけでもなく「沈黙」が上手く使われているなと思いました。